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スペインAceralia社のスクリューダウン改修のためメタロックがボーリングを実施、鋼板の品質向上に貢献

メタロックエンジニアリングは、新しい油圧スクリューダウンカプセルを取り付けるため、タンデム式中間・仕上ミルの4本のスタンドをボーリング加工しました。現場での作業を迅速に行うため、専用のボーリングマシンを4台同時に使用しました

スペインAceralia社 - 新型スクリューダウンカプセルの機械加工

スペイン、アストゥリアス州にあるAceralia(アビレス)鉄鋼会社のタンデム式中間・仕上げミルの4スタンドに新しい油圧式スクリューダウンカプセルを取り付けることで、製品品質と板厚公差を大幅に改善することが可能になりました。

結果

VAI Cosimの広報担当者は、メタロックエンジニアリングに対して、「チームのプロ意識と仕事への献身に非常に感銘を受けた」と述べています。最終的な仕上がりは予想以上で、予算と時間の範囲内でしっかりと作業が行われました。

現場でのボーリング

メタロックエンジニアリングは、フランスの姉妹会社であるVAI ClecimandとVAIグループから先行工事の報告を受け、VAI Cosimによるボーリング工事の実施を決定しました。年間100万トンを超える鋼材を生産するAceraliaは、新しいロードセルを取り付けて工場を最小限のダウンタイムで稼働させるため、できるだけ早く機械加工作業を完了させる必要がありました。メタロックは4台のボーリングマシンを使い、14人体制で24時間作業を行い、9日間で加工作業を完了させることができました。合計で11トン以上の金属が取り除かれました。

実際の作業は、新しいカプセルに対応させるために、Blaw-Knox社の4つのミル筐体の8つのボアを、直径711.5mmから950mmに、深さは従来の558mmから565mmに拡大し、各ボアの端に50mmのRを付けて仕上げるというものでした。この半径を出すために、特殊な一点支持の旋盤を製作し、必要な表面仕上げを施しました。

Aceraliaのタンデム式ミルは、生産スケジュールに応じて、中間ミルとしても、仕上げミルとしても使用することができます。中間ミルとしては、焼戻し前のスラブを小さくすることができます。仕上げミルとして生産されたストリップは、錫メッキラインに送られ、最大1524mm幅のストリップを生産することが可能です。新しいスクリューダウンシステムにより、これらのパラメーターを従来よりもコンスタントに達成できるようになります。新しい設備によってスクリューダウンの圧力が高まったため、Aceraliaはこの工場でより硬い鋼材を順次生産する予定です。

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